※本サイトは企業活動に対してのサイト管理人の意見を発信する場です。皆様の判断とその結果に対しては責任を持ちませんのでご理解ください。
はじめに
分析対象企業
株式会社リクルートホールディングス
決算期間
2021年4月1日 – 2022年3月31日
決算URL
https://recruit-holdings.com/files/ir/library/upload/report_202203Q4_ar_jp.pdf
企業URL

その他参考資料
企業概要
企業理念
私たちは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、 一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。
企業概要
リクルートホールディングスはグループにリクルートやインディードなどを持つ持株会社です。就職の際にリクナビやインディードにお世話になったことがある方も多いのではないかと思います。その他にも、グループとしてホットペッパーやスーモなどのサービスを提供しています。リクルートグループは情報を求める個人ユーザーと企業を繋げるビジネスモデルに特徴があります。その為、就職や住宅、ヘアサロンなどあらゆる生活の場でそのサービスに触れることが多いです。
対象会社の状況(提出会社の状況)
従業員数(名) | 136(5) |
平均年齢(歳) | 38.9 |
平均勤続年数(年) | 8.34 |
平均年間給与(円) | 9,976,816 |
※リクルートホールディングスは持株会社ですので、連結子会社の状況ではございません。ご注意ください。
本サイトの活用方法
皆様に少しでも年収を上げる可能性を提供するために、企業の儲け(純利益、純利益率)とその源泉(「利益の源泉」と本サイトでは言っています)を伝えています。年収を上げるには高い給与を支払う余力のある企業で働く必要があります。儲けの少ない企業はあなたに高い年収を支払う余力はありません。たとえあなたが活躍しても余力が無いので年収アップができないのです。

本サイトでは、以下の戦略を提案しています。儲かっている企業の利益の源泉にどう貢献するかを考えることがポイントです。企業にはそれぞれ儲かる事業があります。利益の源泉となる事業への貢献をすることで年収アップの可能性が上がります。

余裕や興味のおありの方は、冒頭の決算URLから決算書(有価証券報告書)リンクを開いてご自身でも後ほど決算書を読んでみることをお勧めします。更に余裕のある方は、企業URLより企業の具体的な事業説明もご覧になってみてください。本サイトで利益の正体を特定した後に目を通すと、見えてくるものが変わるはずですよ。
決算分析の基本知識
純利益
純利益とは各種費用を売上から引き、最後に税金を引いた利益を指します。この純利益は、会社の貯金となり、また株主に配当金を支払う原資です。分かりやすく言えば、全ての支払いをして最後に残った企業のお金です。純利益が出ず、純損失となった場合がいわゆる赤字です。貯金を残せないということは、新しい事業への投資や社員への給与アップの為の資金が不足、お金を借りる際の信用の不足などに繋がります。

純利益率
売上に対する純利益の割合です。純利益を売上で割ることで算出します。どれだけ効率よく純利益を生み出しているかを明らかにします。純利益率が低いということは、売上に対して支払う費用(及び)が高いということです。

セグメント
事業分野のこと。上場企業(株式を証券市場に公開している企業)は、企業規模が比較的大きい為、自社の売上は複数の事業分野から計上されることが多いです。その為、決算資料内にはセグメント別の売上高や営業利益が記載されることが多いです。全体の売上高(もしくは各種利益)とセグメントのものを比較することで具体的にどの事業で利益を生み出しているかを明らかにする為に本サイトでは利用することが多いです。

対象決算のポイントと考察(分析結果)
着目業績データ
主要損益データ(連結)
2022年3月期(億円) | |
売上高 | 2兆8710 |
売上総利益 | 1兆6500 |
営業利益 | 3780 |
経常利益 | – |
税引前利益 | 3820 |
純利益 | 2970 |
純利益率(%) | 10 |
セグメント利益(連結)
2022年3月期 | セグメント利益(億円) | 調整後EBITDA合計に占める割合(%) |
HRテクノロジー | 2930 | 60 |
メディア&ソリューション | 1020 | 20 |
人材派遣 | 930 | 19 |
調整後EBITDA (上記合計) | 4880 | – |
地域別売上高(連結)
2022年3月期 | 売上高(億円) | 全体売上高に占める割合(%) |
日本 | 1兆2770 | 44 |
米国 | 8460 | 29 |
その他 | 7470 | 26 |
利益の源泉の特定
セグメント利益を見ると、HRテクノロジーが調整後EBITDA全体の60%を占めます。調整後EBITDAとは、(営業利益+減価償却費及び償却費(使⽤権資産の減価償却費を除く)±その他の営業収益・費⽤)がその計算式です。これだけ見ると決算を読みなれない方には難しいと思うので、ざっくりと営業利益を若干調整したものと思って頂ければと思います。HRテクノロジーはIndeed(インディード)とGlassdoor (グラスドア)が含まれるセグメントです。ともに米国の求人関連のIT企業でしたが、リクルートホールディングスが買収しました。
売上を見ると、日本が全体売上の44%を占めています。つまり、海外売上比率は50%以上と言えます。
以上の情報をもとにすると、リクルートホールディングスはHRテクノロジーを利益の源泉としていることが分かります。
まとめ(分析対象年度のみ)
平均年収(提出会社の状況より)
9,976,816円
※提出会社の情報のみです。連結会社については含みませんので、ご注意ください。
純利益
2970億円
純利益率
10%
利益の源泉(定性)
HRテクノロジー
利益の源泉の企業利潤への影響力(定量)
セグメント利益
60%
地域別売上高
海外売上比率:50%以上
総合評価と考察
定量評価
評価点 | |
純利益 | 3 |
純利益率 | 2 |
合計 | 5 |
定性評価
純利益は高いので申し分ないです。純利益率も十分に高いのですが、個人的なリクルートホールディングスへの期待が高いので2としました。(笑)圧倒的に利益体質な企業です。
年収アップの余地
年収アップの余地
あり
評価理由
純利益と純利益率がともに高いから。また海外進出の意欲が見受けられる点もよし。
もしも私がこの企業で働くなら
海外売上比率が高く、HRテクノロジーも米国企業を買収したものと考えると英語が必須なのでまず英語の習得を考えます。その上で、HRテクノロジーに関わって仕事ができるようにします。人材分野の事業なのでそれに関わることを業務としてします。
人生を変えるために
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決算ジョブでは利益の源泉を伝えている。つまりその企業はどうやって儲けているのかということ。その情報を元にして、読者の方々がどうやったらその企業をもっと儲けさせられるかを考えられるようになったら嬉しい。
— 決算ジョブ (@checkcorpsss) November 30, 2022
企業も人も得意を伸ばせだと思ってます。年収アップのきっかけになりたい。